岸本隆一 琉球ゴールデンキングス#14
「選択を迫り続ける司令塔」
岸本隆一選手のプレイの特徴は速いドリブル・正確なパスとポイントガードに必要な能力に加え、長距離から放たれる3ポイントシュートの成功率。相手ディフェンスは3ポイントを警戒し、タイトにディフェンスに行くとドリブルで抜かれてしまい、ドリブルを警戒し岸本選手から離れすぎると、かなり3ポイントラインから離れていても3ポイントを決められてしまいます。岸本選手がボールを持ったら、この駆け引きが見どころ。
【誕生日】1990年5月17日
【出身地】沖縄県名護市
【身長】176cm
【体重】75kg
【出身校大東文化大学
【ポジション】ポイントガード/シューティングガード
「見ていて、わくわくする選手になりたいんですよね」と大学生時代に語った岸本選手は琉球ゴールデンキングスのキャプテンを務め、日本代表にも選出されている。
「経歴」
【学生時代】
沖縄県名護市出身の岸本隆一選手は、名護市立屋部中学校2年次にジュニアオールスターに選抜。高校は親元を離れ、沖縄県立北中城高等学校に進学、インターハイ出場、栃木ブレックスの遠藤祐亮選手が先輩である大東文化大学4年次にインカレに出場する。
【プロ入り】
新卒選手(大学4年生、高校3年生)を対象に、トライアウトを経ることなく契約可能とした新人選手契約制度で
2013年1月にbjリーグの琉球ゴールデンキングスに入団。初シーズンではbjリーグ新人賞を受賞、そして、プレーオフ)のファイナル(対秋田ノーザンハピネッツでは34得点を獲得し、MVP賞を受賞。
「点取り屋」
強豪・北中城高時代、県大会では1試合83得点を記録。大学4年次の関東大学選手権で得点王と3P王をダブル受賞
チームキャプテンを務めることが発表された2015-16シーズンは、bjリーグの日本人選手による1試合最多得点タイ記録の41点をあげ、今シーズン27節(対川崎ブレイブサンダース戦)でもシーズンハイの3ポイントシュート7本成功を含む32得点をマーク。
「コート外では」
新生個性派5人組ヒップホップユニット「Pick-and-Roll」のメンバー、DJシーサーズのリュウとしてメジャーデビュー・・・というBリーグのエイプリルフールネタに使われるほど注目度は高く、メディア露出も多い。そんな彼は2017年に結婚、そして娘が生まれ、一児の父となっている。
「今後の見どころ」
今シーズン、琉球には栃木ブレックスから昨季のチャンピオンシップファイナルMVP・古川孝敏とハードワーカーの須田侑太郎を獲得。さらに千葉ジェッツで活躍したヒルトン・アームストロングと日本代表の帰化選手であるアイラ・ブラウンも加わった。得点力のあるチームメイトと33歳という若さの日本代表アシスタントコーチを務めていた佐々宜央HCの戦術。自らも得点の取れるキャプテン・岸本隆一選手がコート上でどのようにチームを作り上げるのか。