第70回全日本大学バスケットボール選手権記念大会、通称「インカレ」が12月10~16日に東京の大田区総合体育館、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で開催され、男子は東海大学が5年ぶり5回目の優勝、女子は東京医療保健大が2年連続の連覇となった!
目次
【インカレとは】
正式名称は「全日本大学バスケットボール選手権大会」で、通称「インカレ(インターカレッジの略」
大学バスケの頂点を決める大会。毎年冬に行われ、男子は1949年、女子は1954年が初の開催。また2008年の男子第60回を記念して、男女の大会回数が統一され、大会名称も現在のもの変更された。
出場チームは32チーム。
関東地区から8チーム、関西地区から5チーム(女子は4チーム)、九州地区から3チーム、東海地区2チーム(女子は3チーム)、北海道・東北・北信越・中国地区から2チームずつ、そして四国から1チームが出場する。
上記の27チームに加えて、前年度のベスト4に入った4チームと同地区に所属するチームから1チーム、さらに開催地と同地区にあるチームから1チーム、合計で32チームで競う。
【最終順位(ベスト8)男子】
優勝:東海大(関東1位)
準優勝:専修大(関東3位)
3位:日本大(関東7位)
4位:筑波大(関東4位)
5位:青山学院大(関東5位)
6位:早稲田大(関東8位)
7位:白鴎大(関東6位)
8位:明治大(関東10位)
【男子個人賞】
MIP賞…長谷川暢(早稲田大4年)
リバウンド王…シェイク・ケイタ(日本大2年)
アシスト王、3ポイント王…盛實海翔(専修大3年)
得点王…杉本天昇(日本大2年)
優秀選手賞…牧隼利(筑波大3年)、杉本 天昇(日本大2年)、西野 曜(専修大2年)、八村阿蓮(東海大1年)、西田優大(東海大2年)
敢闘賞…盛實海翔(専修大3年)
最優秀選手賞…平岩 玄(東海大3年)
【最終順位(ベスト8)女子】
優勝:東京医療保健大(関東3位)
準優勝:愛知学泉大(東海1位)
3位:白鴎大(関東2位)
4位:筑波大(関東6位)
5位:専修大(関東5位)
6位:日本経大(九州1位)
7位:拓殖大(関東4位)
8位:桐蔭横浜大(関東8位)
【女子個人賞】
MIP賞、3ポイント王…上田祐季(白鴎大4年)
得点王、リバウンド王…シラ・ソハナ・ファトージャ(白鴎大2年)
アシスト王…平野実月(愛知学泉大2年)
優秀選手賞…平末明日香(東京医療保健大3年)、高辻真子(筑波大4年)、上田祐季(白鴎大4年)、高橋華菜(愛知学泉大3年)、若原愛美(東京医療保健大4年)、
敢闘賞…アイメレク・モニィーク(愛知学泉大4年)
最優秀選手賞…永田萌絵(東京医療保健大3年)
【2019年男子優勝校・東海大学】
神奈川県平塚市にある東海大学のバスケットボール部。「シーガルス」
2011年準優勝、2012年優勝、2013年優勝、連覇、2014年、準優勝。2015年 準優勝、2016年準優勝と6年連続の決勝進出という名門。去年の2017年は準々決勝で白鴎大に敗れ、決勝を逃したが、それをバネに今年2018年に決勝に返り咲き、勢いそのままに5年ぶり五回目の優勝を果たした。
多くのプロバスケットプレイヤーを輩出しており、琉球ゴールデンキングスの石崎巧・古川孝敏、アルバルク東京の竹内譲次・田中大貴・小島元基、千葉ジェッツの西村文男、滋賀レイクスターズの狩野祐介、サンロッカーズ渋谷のベンドラメ礼生、京都ハンナリーズの伊藤達哉などが卒業生として活躍している。
【東海大学メンバー】
5年ぶりの優勝を果たした東海大学はキャプテン・内田旦人選手、ルーキーイヤーながら大きな戦力となった大倉颯太と八村塁の弟でベストファイブにも選ばれた八村阿蓮、そして、日本代表候補として代表合宿に参加を果たし、今大会で最優秀選手賞を獲得した平岩 玄とタレント揃い。セカンドユニットになってもレベルを落とさない全員バスケで見事、大学ナンバーワンに輝いた。
背番号・学年・ポジション・氏名・身長・出身校
15 ・4年 ・SG・内田 旦人・183cm・東海大四高
1・3年 ・PF・大倉 龍之介・190cm・北陸学院高
10・4年・C・鶴田 美勇士・198cm・東海大三高
11・1年・PG・大倉 颯太・184cm・北陸学院高
16・3年・C・中村 碧杜・198cm・能代工業高
19・2年・SG・西田 優大・189cm・福大大濠高
22・3年・PG・笹倉 怜寿・186cm・東海大三高
23・1年・PF・佐土原 遼・192cm・東海大相模高
25・3年・C ・平岩 玄・200cm・土浦日大高
28・2年・SF・津屋 一球・189cm・洛南高
37・4年 ・F・秋山 皓太・188cm・福岡第一高
38・3年・F・春日 恒太郎・184cm・東海大浦安高
68・4年・PG・松浦 翔太・179cm・宮崎工業高
86・1年・C・八村 阿蓮・198cm・明成高
0・3年・PG・寺嶋 良・179cm・洛南高
【2019年女子優勝校・東京医療保健大】
東京都にある学校法人 青葉学園が運営する東京医療保健大学の女子バスケットボール部。
2006年創部の新興チーム。創部わずか12年目の2017年、関東大学女子のリーグ戦に加え、全日本大学選手権(インカレ)で初優勝。新人戦は3年連続優勝と全国の強豪高校から有望選手が集まり、50年ぶりの銀メダルを獲得した昨年のユニバーシアードにコーチと選手を送り込み、女子大学バスケットボール界のレベルアップを担う、新しい登竜門。
ヘッドコーチは創部からチームを支える恩塚亨。東京羽田ヴィッキーズの津村ゆり子・秋元千那実・平松飛鳥、山梨クィーンビーズの水野菜穂、新潟アルビレックスBBラビッツの宮坂桃菜など多くのプロバスケットプレイヤーを輩出しており、ユニバーシアード代表に藤本愛妃が現在のチームを率いており、日本代表候補に選出されている。
【東京医療保健大学メンバー】
怪我明けのポイントガード・岡田英里とインサイドの要・藤本愛妃がインカレに間に合い、唯一の4年生としてコートに立つ若原愛美キャプテンを中心に、アジア競技大会女子日本代表チームにも選ばれている永田萌絵、永田萌絵に負けない機動力と得点力を持つ平末明日香が、準々決勝vs拓殖大学は85-79、準決勝vs白?大学はさらに僅差の80-77、そして決勝vs愛知学泉大学は何度も追い上げられる中、85-76で振り切り、苦しみながら優勝を勝ち取った。
背番号・学年・ポジション・氏名・身長・出身校
1 ・4年・ PF・若原 愛美・ 171cm・ 桜花学園高
2・2年・ F・赤木 里帆・ 167cm・ 桜花学園高
3・2年・ C・崎原 成美 ・177cm・ 学館浦安高
5・1年・ C ・パレイ ノリコ・ 180cm・ 明星学園高
7・1年・ SG ・安藤 舞香 ・163cm・ 明星学園高
8・4年・ F ・今村 ひかり・ 165cm・ 埼玉栄高
12・1年・ PG・ 木村 亜美・ 164cm・ 東京成徳大高
13・3年・ SG ・平末 明日香 ・163cm・ 四日市商業高
14・ 3年・ PG・ 岡田 英里・ 164cm・ 明秀日立高
18・3年・ C ・藤本 愛妃・ 178cm・ 桜花学園高
20・4年・ SF・ 平 典紗・ 165cm ・旭高
32・3年・ PF・ 永田 萌絵・ 173cm・ 長崎商業高
34・2年・ SG・ 阿部 泉美・ 167cm・ 聖和学園高
41・2年・ C ・芦刈 多恵子・ 177cm・ 綾瀬高
51・2年・ C ・田川 玲・ 176cm・ 明星学園高