バスケの試合中、飛び交う横文字の数々。
知っておくとさらに楽しくなる用語を簡単に解説します。
まずは5つ!!
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目次
【ティップオフ】
試合開始時に行うジャンプボール。転じて試合開始時間の意。
「ティップオフは14時からです」と使う。さらに、最近では試合前のセレモニー(野球の始球式)のようにも使われ、お笑い芸人「麒麟・田村 裕さん」や無人航空機・ドローン、アルバルク東京のレギュラーシーズン最終戦では「フィギュアスケート 宇野昌磨選手」が行い話題に。
【オンザコート ※2018-19シーズンより撤廃】
外国人選手の出場機会を制限するもので、チームごとのバランスを保つ為、日本人選手の出場の機会を守る為のルール。
〇登録は3名まで
〇各クォーターの出場枠は2名まで
〇1試合の合計出場枠は最大で6枠
〇延長戦の出場枠は2名まで
1Qから順に「1-1-2-2」とか「0-2-2-2」という様に上限「2」、合計が「6」になるように事前申請。B2・B3では「1-2-1-2」で固定だが、B1では開始早々のスタートダッシュのため1Qを「2」にしたり、最後に追いつくために4Qを「2」にしたりと駆け引きがある。
特例「帰化選手」
日本国籍を取得した外国人選手。オンザコート「0」と「1」の時間帯でも外国人とは別に出場ができる。琉球ゴールデンキングスのアイラ・ブラウン選手、千葉ジェッツのマイケル・パーカー選手が有名な帰化選手だったが、最近では、川崎ブレイブサンダースのニック・ファジーカス選手が帰化選手になり、Bリーグ初年度の2016-17シーズンは最優秀選手賞、得点王であるだけに川崎ブレイブサンダースのさらなる強化、そして日本代表(代表の帰化選手枠は「1」)が期待される。
【スクリーン】
スクリーナー(壁を作ってチャンスメーカーとなる人)と、ユーザー(その壁を利用して攻撃を行うプレーヤー)の2人以上のプレーヤーで、ディフェンスの動きを遮断し、身長差や時間差を作り出し、攻撃のチャンスを作ること。
ディフェンス側の対抗策の1つに、それぞれのマークの相手を交換することを「スイッチ」という。
【ピック&ロール】
スクリーンプレイの1つ。ピック(スクリーンの別名)役の選手がスクリーンを行った後、リング(またはフリースペース)に向かってターン(ロール)をし、パスを受ける動きのこと。
日本のチームではかなり多く使われている。また、Bリーグが仕掛けたエイプリルフールのネタ(男子プロバスケ・B.LEAGUE選手による5人組ユニット“Pick~and~Roll”が音楽デビュー!)由来は「L’Arc~en~Ciel」に響きが似ているからだとか。
【タフショット】
ディフェンスに厳しくチェックされている状態や体勢を崩している状態で簡単に決めることができないシュートのこと。逆に、ノーマークなど簡単に決めることができるシュートのことを「イージーショット」という。デフェンス側はいかに「タフショット」を打たせるか、オフェンス側はいかに「イージーショット」の状況を作り出すかが重要となり、どのタイミング・どの状況でシュートを打つかの選択を「シュートセレクション」という。
そして最後に。
バスケのルールは試合展開をより面白くするため、またはあいまいだった部分を統一するため、ルールが時折変わる。そこで、4月から国内大会で正式採用となったルール。
通称【ゼロステップ】
ゼロステップとは、バスケで一番有名なルールの1つ「トラベリング」(ボールを持ったプレーヤーが、ドリブルをせずに3歩以上歩いたり、ターンの最中に軸足が動くなどに課せられる反則)についての話。
頭の中でレイアップ(スラムダンクでいうところの庶民シュート)をしてみると、ドリブルをし、ボールをキャッチ(右手でシュートするならばこの時、基本的には右足が着地中)で1歩目、2歩目で勢いをつけ、3歩目でジャンプ・・・と、これってトラベリングでは?という様に色々なケースでトラベリングかどうかという議論があり、審判ごとに慣例に即して判断していた。しかし、今回、ボールを保持した時(ドリブルの終了時やパスを受けた時)に片足が床に接していた場合、“床に接している足を1歩目としてカウントしない”という考えが正式採用され、文字通り、0歩目のステップ(レイアップの場合、0.1.2のためトラベリングにならない)ということになった。ケースによっては今までより多くステップが踏めるため、さらに複雑なフェイントや個人技がみられるようになるかもしれない。