ウォリアーズの三連覇(スリーピート)や日本の渡邊雄太で注目が集まるNBAが開幕を迎えた。
今回はダントツの優勝候補筆頭、エース・ステファン・カリー率いるゴールデンステート・ウォリアーズをピックアップ!
この4年間で3度の優勝、現在2連覇のため今シーズンに、三連覇(スリーピート)がかかるウォリアーズ。
スリーピートはNBAの歴史上でも、ビル・ラッセルがチームを牽引し、8連続優勝のボストン・セルティックス。スリーピートを2回達成したジョーダン、ピッペン・ロッドマンのシカゴ・ブルズ黄金時代。直近では2000~2002年にコービー・ブライアントとシャキール・オニールのロサンゼルス・レイカーズが達成しただけの大偉業。しかし、“死のラインナップ”と称される昨シーズンの主力がそのまま残留し、補強も成功した今シーズンは大偉業・スリーピートが確実視されている。
ロスターが全員オールスターというまるでアメリカ代表のようなメンバー。
目次
【PG・言わずと知れた歴代最高シューター /ステフィン・カリー】
#30 ステフィン・カリー (G /age 30 / 1.91m / 86kg )
類稀なシュートセンスを持ち、抜群の3ポイント成功率を誇るスコアラー。一方で、圧倒的なハンドリング技術も持ち、チームの司令塔でもある。所属するゴールデンステート・ウォリアーズとNBA史上最高額の契約を交わした、名実ともにNBA現役最強のプレーヤーである。
【SG・vsハーデンNO.1SG争い /クレイ・トンプソン】
#11 クレイ・トンプソン (G/F /age 28 / 2.01m /93kg )
1ピリオド37得点を記録したエース級の得点力はもちろん、ラッセル・ウェストブルックやデイミアン・リラードらリーグのトップPGも抑え込むディフェンス力でオールNBAチームに選出されている。
【SF・2年連続ファイナルMVPプレイヤー /ケビン・デュラント】
#35 ケビン・デュラント (F /age 29 / 2.06m / 98kg )
キャリア11年で現役2位となる平均27.12得点、NBA史上でも5位となる歴代屈指のスコアリングマシン。凄まじいのはゾーンに入ったときの爆発力。現在2連覇中のウォリアーズにおいて、2年連続ファイナルMVPに輝いている。
【PF・勝利のトリプルダブル /ドレイモンド・グリーン】
#23 ドレイモンド・グリーン (F /age 28 / 2.01m /104kg )
今年は来日でも話題になったドレイモンド・グリーン。得点を含めずにリバウンド、アシスト、スティールでトリプルダブルをNBAで初達成。リーグトップクラスのスティールとブロック。ゴール下だけでなくスリーポイントラインまでを縦横無尽にスイッチしすべてのポジションに絶妙なタイミングでヘルプに入る能力がある。この万能さでウォリアーズはリーグトップクラスの守備力を維持することができている。
【C・今シーズンNO.1サプライズ移籍/デマーカス・カズンズ】
#0 デマーカス・カズンズ (C /age 28 / 2.11m / 122kg )
40得点20リバウンド10アシストという驚異の数字をマーク。平均11.0と強力なリバウンダーで、ポストアップすると80パーセント以上の得点成功率を誇る、パサーとしても2017-18シーズンは平均5.4アシスト、2.11mから繰り出されるブロック不可能な3ポイントシュートも成功率35.4%と高い。アキレス腱断裂という重傷のリハビリ中で参戦は12月以降とされる。
このほかにもタレント揃いだ。
【2ウェイ契約からの成功者 /クイン・クック】
ステフィン・カリーが怪我で不在時、33試合に出場して平均9.5得点を記録。プレイオフでは17試合に出場し、平均4.8得点を記録。2ウェイ契約から出発だったが本契約を自らの手で掴み取った。
【最も頭の良いディフェンダーの1人/アンドレ・イグダーラ】
レブロン・ジェームスキラーとしても名高いアンドレ・イグダーラ。万能型プレイヤーであり代表的な6thマン。2015年の優勝の際にはNBAファイナルMVPに選出されている。
【かつもくPOINT】
最高のタレントを揃える中で、ゴールデンステート・ウォリアーズは各プレイヤーの役割がはっきりしている。
リーグ最高の1試合平均得点113というオフェンスを、ケビン・デュラント、ステファン・カリー、クレイ・トンプソンの3人が平均73点で構築。強固なディフェンスをドレイモンド・グリーンとアンドレ・イグダーラ、デマーカス・カズンズで支えながらオフェンスにパスを供給。死角という死角がなく、各チームもお手上げといった状況だが、HCもコメントしているように、怪我を含めた「コンディション」だけが1年間を通したウォリアーズの敵かもしれない。偉業がなされるその瞬間までウォリアーズに刮目だ。