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スペイン戦 バスケ 女子日本代表 ワールドカップ2018 惜敗

スペイン戦 バスケ 女子日本代表

スペインのテネリフェで行われる「FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2018」
世界ランキング13位の日本代表は、開幕初日、アメリカに次ぐ世界2位の地元スペイン代表に立ち向かう。その激闘の試合内容をピックアップ!
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【第1クォーター】

日本代表は水島沙紀・本橋菜子・宮澤夕貴・馬瓜エブリン・高田真希でスタート。

スペイン4番ニコルズが最初のフリースローを1本外し、開催国の緊張感が伝わる。しかし、もう1本は沈め、先制はスペイン。
日本代表も馬瓜エブリンが日本初得点をマーク、水島沙紀がゴール下で合わせ2点、ジャンパー2点と連続得点、一時は先行するも、パスミスなどが続き6-7と逆転される。
赤穂ひまわり・長岡萌映子、そしてオコエ桃仁花が交代。そのオコエ桃仁花がレイアップを決めるが、スペイン代表の3ポイントシュート、ミドルジャンパー2連続とシュート成功率を上げてくる。8-14。
198センチの45番ヌドアをはじめ、190センチ台を揃えるスペイン代表相手になかなかリバウンドが取れない日本代表。ディフェンスをタイムアウト開けからゾーンに変更。しかし、スペインの攻撃を止められない。逆にあらゆる日本代表の攻撃に対応してくるスペイン代表。タイムアウト開けからの唯一のゴールは素早いスピンムーブからレイアップを決めたオコエ桃仁花。10-20で第1クォーター終了。

【第2クォーター】

インサイドで奮闘するオコエ桃仁花、リバウンドを取り、馬瓜エブリンがドライブ、後半も初得点。日本代表が磨き上げてきた武器である3ポイントシュートを警戒し、スペイン代表は外に開いてディフェンスするため、3ポイントラインより離れて打たなければならず、残り5分まででの3ポイントシュート6本は全て外れる。攻め手を欠く日本代表はたまらずタイムアウト。トム・ホーバスHCは「何がしたい、意味が分からない、ギリギリギリだよ」と檄を飛ばす。タイムアウト明けから出場の藤高三佳が早速3ポイントシュートを決め、7本目にして初3ポイントシュート成功。しかし動じないスペイン代表、3ポイントシュートを決め返す。そのまま、10番チャルガイを中心に得点を積み重ねるスペイン代表。逆に日本代表はパスミスやキャッチミス、トラベリングなどのミスが続出。後半終わって21-39、18点のビハインド。

【第3クォーター】

宮澤夕貴が3ポイントシュート、速攻で2ポイントと連続ゴール。第3クォーター、ディフェンスとオフェンスにリズムが生まれた日本代表、高田真希にもフリースローを含めた連続ゴールが生まれ点差を詰める。
前半は外側でパスを回して3ポイントシュートを狙っていたが、後半はドライブを絡めて、内外にパスが回るようになり結果的に3ポイントシュートがフリーで打てるようになる。そのチャンスを名手・藤高三佳は逃さない。連続3ポイントシュートを沈め、11点差。スペイン代表にタイムアウトを取らせる。しかし、スペインもフリーからの3ポイントシュートを外さない。日本代表はフルコートディフェンスを展開し、24秒バイオレーションでスペイン代表を防ぐが、48-61でファイナルクォーターへ。

【第4クォーター】

積極的にシュートを打つオコエ桃仁花、しかし、何度もリングに嫌われる。代わりに出場した馬瓜エブリンのフリースロー、宮澤夕貴の3ポイントシュートと得点を決める、しかし、日本代表が勢いづいた瞬間にシュートを決め返すスペイン代表。点差を縮めさせない。タイムアウト開けの残り5分からはフルコートディフェンスで日本代表にとどめを刺しに来るスペイン代表。日本代表も負けじとフルコートディフェンス。最後の意地のぶつかり合い。意地を見せたのは日本代表。馬瓜エブリンのフリースローが外れるもオフェンスリバウンドを取ってそのままゴール。残り3分半9点差、ついに1桁点差に。残り2分半、5ファウルのスペイン代表相手に短時間でゴールを狙う日本代表、馬瓜エブリンがファウルをもらいフリースロー成功、本橋菜子のレイアップ成功、しかし、スペイン代表は時間を使いフリーの状況からシュートを決めてくる。最後までフルコートで走りぬいた日本代表だがシュートが決まらず、70-84で試合終了。初戦を落とした。

【KATSU目ポイント!スタッツからみるスペイン代表戦】

平均身長スペイン183センチに対し、日本176センチ、この差はリバウンド数に直結しスペイン40本に対し、日本24本。特にオフェンスリバウンドが取れず、セカンドチャンスからの得点差が勝敗を決めた。そして、後半戦はスペイン相手に互角の戦いをしたが、前半戦、ミスが連続し、パスが決まらなかったのは前回のワールドカップやオリンピックを経験している平均年齢28歳のスペインに対し、平均年齢24歳の若い日本代表の経験値の差から生まれたように思える。ケガで欠場の渡嘉敷来夢らベテラン勢とのケミストリー、また、海外大会で経験を積むことでの成長に期待したい。
22日から30日までに全工程が行われる短期決戦ワールドカップ2018、試合を終え、半日後には次戦ベルギー戦となる。

【FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2018日本代表メンバー】

長岡萌映子(トヨタ自動車 アンテロープス)
藤岡麻菜美(JX-ENEOSサンフラワーズ)
水島沙紀(トヨタ自動車 アンテロープス)
高田真希(デンソー アイリス)
町田瑠唯(富士通 レッドウェーブ)
本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)
藤高三佳(トヨタ自動車 アンテロープス)
馬瓜エブリン(トヨタ自動車 アンテロープス)
根本葉瑠乃(三菱電機 コアラーズ)
宮澤夕貴(JX-ENEOSサンフラワーズ)
赤穂ひまわり(デンソー アイリス)
オコエ桃仁花(デンソー アイリス)

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