昨シーズンはタイトル無しのBリーグ初代王者。主力を残しつつも昨シーズンのクォーターファイナルよりさらなる上のステージを目指し、サイズアップに成功。王者奪還を狙う栃木ブレックスの3年目をピックアップ。
(下へ)
目次
【栃木ブレックスチームデータ】
・クラブ名の由来
BREAK THROUGH(現状を打破する)という言葉の発音からつくった造語。既成概念を打破し、スポーツ界、バスケ界、そして栃木に風穴をあけたい!という思いを込めている。
REXという言葉は、ラテン語で王者を意味。BasketballのREX=B-REX=バスケットボールの頂点を目指すという意思が込められている。
・ホームアリーナ 「ブレックスアリーナ宇都宮」
・マスコット 028番「ブレッキー」
・2017-18シーズン結果 「34勝26敗(東地区4位)クォーターファイナル敗退」
・2018-19チームスローガン 「ADVANCE」
【栃木ブレックス 2018-19選手一覧】
背番号・ポジション・身長・体重・選手名(〇は新規加入選手)
0番・PG・173・762・田臥勇太
4番・PF/C・188・110・ジェフリー ギブス
9番・PG/SG・185・88・遠藤祐亮
10番・PF/C・206・100・竹内公輔
11番・SG・181・80・田原隆徳〇
12番・C・208・113・アンドリュー ネイミック〇
13番・PG・180・78・渡邉裕規
18番・PG・184・96・鵤誠司
21番・PF/C・203・107・橋本晃佑
22番・PF/C・206・108・ライアン ロシター
24番・SF・192・88・栗原貴宏〇
25番・SG・193・109・エリック・ロバーツ〇
30番・SG・182・80・山崎稜
31番・SF・185・85・喜多川修平
HC 安齋竜三
予想スタメン
PG・田臥勇太
SG・遠藤祐亮
SF・栗原貴宏
PF・ジェフリー ギブス
C・ライアン ロシター
【栃木ブレックスニュース】
田臥勇太、遠藤祐亮、ライアン・ロシター、ジェフリー・ギブスと主力は契約継続。さらに、日本代表経験もあるディフェンスのスペシャリスト・栗原貴宏が川崎ブレイブサンダースから移籍加入。比江島慎が栃木ブレックス加入直後にオーストラリア移籍が決定したため、そのSGポジションにはレバンガ北海道で出場機会を伺っていた田原隆徳が加入。海外からは、母親が日本人で日本国籍を持ち、東京生まれアメリカ育ちのエリック・ロバーツが新加入。外国籍枠としては、3回目の栃木ブレックス入団となるアンドリュー・ネイミックがレンタル加入。全体的にサイズアップに成功している。しかし、昨シーズンの3ポイントシュート王・喜多川修平が怪我で長期離脱決定。タイムシェアが基本の現代戦、新加入のSFとSGが上手く機能するかが王座奪還のポイントに。
【KATSUもくポイント!】
言わずと知れたレジェンド・田臥勇太が所属している栃木ブレックス。Bリーグ初代王者に輝くも昨シーズンは大幅な選手の入れ替えやジェフリー・ギブスの怪我で序盤出遅れる。HCがシーズン中に交代するなど混乱を招くが、初代王者の強さで後半立て直し、東地区4位全体6位でワイルドカードでチャンピオンシップに出場。クォーターファイナルで前年、セミファイナルで破った相手・シーホース三河と対戦。アウェイ2連戦で2連敗。クォーターファイナル敗退となった。しかし「EARLY CUP 2018 KANTO」では決勝に進出、昨シーズン覇者のアルバルク東京に2点差の惜敗と上々の仕上がりを見せている。
栃木ブレックスは4面200インチ大型ビジョン・1階席と2階席の間に走る帯状のビジョンを駆使したエンターテイメントアリーナを持ち、観客動員数はリーグトップクラス。それ以外にも栃木ブレックスは異色を放つ存在で様々な活動を行っている。学校でのバスケットボール講座や県産農作物PRに参加するなどの地域密着型。3人制バスケットボール「3×3」のチーム「BREX.EXE(ブレックスドットエグゼ)」を所有。また、所属選手のチャレンジを推奨しており、かつては所属選手をアメリカのサマーリーグへ送り出し、今回も比江島慎をオーストラリアへ送り出している。その活動は学生インターンを募集するに至るまで。コート内でもコート外でも日本をけん引する栃木ブレックスに3年目も刮目だ。