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【バスケットボール 歴史】日本バスケ界のこれまで

日本バスケットボール協会

アジア大会・ジャカルタ開催中の4選手による不祥事が、「五輪開催国枠には影響しない」と国際バスケットボール連盟のインゴ・ワイス財務部長から発表された。日本協会の対応についても「ガバナンスは非常に優れている。弁護士とともに処罰を決めるのは正しい判断」と評価され、日本協会も国際バスケットボール連盟との関係性が良好であることを確認できた。日本バスケットボール協会(JBA)がかつて失い、行動とともに築いてきた信頼性とは。日本バスケの歴史をピックアップ。

【バスケ伝来より100年の歴史】

1908年 大森兵蔵が東京YMCAで初めて紹介。
1930年 大日本籠球協会が設立。
1967年 社会人バスケットボールリーグ、「バスケットボール日本リーグ」創設
1976年 法人化により財団法人日本バスケットボール協会(JABBA)設立。
1995年 バスケットボール日本リーグ機構(JBL)設立。
2007年 日本バスケットボールリーグ(JBL)設立、日本協会の略称をJABBAからJBAに改称。

【バスケトップリーグ分裂の歴史】

実業団リーグしかなかった日本もプロ化を開始し、JBAは1995年にバスケットボール日本リーグ機構(JBL)』を設立する。しかし、JBL設立後10年、興行権が各クラブに与えられず、チケット売り上げなどが協会には入るが、各クラブには入らないという、プロ化が全く進まない状況が続く。2005年、大企業がスポンサーのチームは運営を維持できるが、企業母体のない新潟アルビレックスとさいたまブロンコスは運営困難となり、2005年、JBLを脱退、日本プロバスケットボールリーグ「bjリーグ」を設立。以来、日本には2つのトップリーグが存在するようになった。

【日本バスケ・国際資格停止処分までの歴史】

翌2006年。日本ではバスケの大イベント・世界選手権大会(現在のワールドカップ)が開催。しかし、日本は1勝4敗で予選敗退。大会自体も大赤字を記録して終了。国際バスケットボール連盟から「日本では2006年の男子世界選手権を開催したが、日本のバスケは(人気の面などで)成長していない。協会は将来のビジョンを持って進めないといけない」とトップリーグが2つある問題を含め、改善されない場合は、協会を処分する可能性も示唆。

2012年、警告を受け6年、JBLは終了し、ナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)に移行。bjリーグに歩み寄りを見せるも、選手に対する年棒を含めた資金面の問題や、実業名を残したいNBLと地域名を残したいbjリーグと所属チームのネーミングの問題など、結果的に統合は果たされず。業を煮やしたFIBAは、NBLとbjリーグを統合する新リーグの発足を、JBAに要請。それに加えJBAの組織改革や、代表チームの強化についての具体的な方向性を報告せよと10月末と期限を設けられるも、その期限の一週間前、10月23日に日本バスケットボール協会の会長が辞任するという事態。JBAは期限を守れず機能不全を露呈した。

国際バスケットボール連盟(FIBA)が、11月26日、「男子だけではなく、女子、そして、ジュニアも、親善試合を含めた国際試合の禁止を決定。期間は未定。6カ月になるかもしれないし2年になるかもしれない」と通告。

【一新されるJBA・Bリーグ開幕戦の対戦カードの歴史的意味】

2015年1月28日、Jリーグ設立の立役者、日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎をチェアマンに据えたFIBAタスクフォース『JAPAN 2024 TASKFORCE』を設立。JBA理事会で全理事25名を辞任させ、新しい理事会は8人体制とし、しがらみのないスポーツの知識人を招集。リーグ統一や協会のガバナンス(統治)強化などを進め、2015年8月9日、国際バスケットボール連盟(FIBA)セントラルボードにてFIBA会長のオラシオ・ムラトーレに改善策をプレゼンテーション。協議の結果、「国際資格停止処分」の解除と、FIBAによるJBAへの監督と支援が約束された。

念願の新リーグは「Bリーグ」と名称が決定し、B1は計18チームとなり、内訳はNBLが8チーム、bjが10チーム。
2016年9月22日のBリーグ開幕戦は2015-16シーズンのNBLチャンピオン「アルバルク東京」と2015-16シーズンのbjリーグチャンピオン「琉球ゴールデンキングス」という統合を象徴する対戦カードとなった。

【日本バスケ界の現状】

現在行われているワールドカップ予選。以前は「世界選手権」の名称で、4年に1度実施されていたが、前回14年大会から「ワールドカップ」に名称を変更した。このワールドカップ予選が何より重要なのは2020年東京五輪の出場に関わってくるからだ。76年モントリオール大会を最後に五輪に出場できていない日本は「FIBAから20年東京五輪の開催国枠での出場を保証されていない。日本協会はワールドカップに出場し、ベスト16入りすることが開催国枠が適用される目安の一つ」との認識を示している。98年大会以降、(開催国の06年除いて)ワールドカップに出場できていない日本にとって、高いハードル。しかし、2006年の「世界選手権」のリベンジを果たすため、ワールドカップへ出場する強さとFIBAとの良好な関係性を維持することが必要なのだ。

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