「B.LEAGUE 2019-2019シーズン」の全日程と開幕カードが発表された。3シーズン目を迎える今回は、1シーズン目と同様、“先出し”開催が行われ、10月4日、船橋アリーナにおいて千葉ジェッツvs川崎ブレイブサンダースのカードが組まれている。観客動員数ナンバーワンを誇り、開幕カードを勝ち取った千葉ジェッツのキャプテン・小野龍猛は『Bリーグを取り巻く全ての人をハッピーにする』と宣言。小野龍猛とは。
目次
【小野龍猛】
誕生日 1988年1月6日
出身地 東京都
ポジション PF/SF
背番号 34
身長 198cm
体重 100kg
出身校 立教新座中⇒國學院久我山高⇒中央大学
【小野龍猛の経歴】
立教新座中学校時代に、全中に出場。國學院久我山高校に進学し、3年次のウィンターカップでは洛南高校相手に52得点を記録した。中央大学に進み、2年次に2007年ユニバーシアード代表に選出されベスト4。2010年、トヨタ自動車に入社。2013年、千葉ジェッツに移籍。2014年、アジア競技大会で日本代表に選出され銅メダル獲得。2016-17シーズンからは千葉ジェッツのキャプテンに就任している。天皇杯の2017年 2018年 連続でベスト5に選出された。2018年4月14日キャリア8季目で個人通算3000得点を達成した。
【小野龍猛のプレイスタイル】
3Pシュートも打てる198cmの小野龍猛は、100kgの体格を持ち合わせているのでインサイドも強い。本職はスモールフォワードだが、ポストアップからのインサイドとパワーフォワードも任せられていて、いわゆる「ストレッチ4(シューティング技術、特にロングレンジの3ポイントなどに長けたパワーフォワードがアウトサイドから攻撃することで、マッチアップしている相手パワーフォワードが、アウトサイドへ誘い出す戦法)」を仕掛けられる選手。
また、「バスケの上手さとともに、ずる賢さがあり、得点を取るよりも、ゲームの中でうまくパスをつないでシューター陣を生かすプレイをしてもらいたい。大きい選手でパスをアウトサイドにさばける選手は少なく、それが上手い選手」と評価されている。
【天皇杯ベスト5】
2連覇となった天皇杯はPGの富樫勇樹が欠場。もう一人のPGの西村文男も脚を痛め、ベストには程遠い状態の中で大学3年生でポイントガードの経験があり、「僕は元々そういうポストアップからのアシストだったり、周りを活かすプレーも好きなので。自分でポストアップすれば相手のディフェンスも寄りますし。そういうプレーがもっといっぱい出せて、チームメイトが決めてくれれば、僕もすごく嬉しいですよ」と語る小野龍猛。天皇杯準決勝の京都ハンナリーズ戦で、小野龍猛は両チーム最多となる8アシストを記録。「龍猛のところには(身長の)アドバンテージがあるので。あそこが僕たちの起点だったし、自分たちのゲームのオフェンスを左右する一番のポジションだった。彼のポジションが『PG』みたいなものというか。あそこでゲームを僕たちが支配したと思います」と大野HCがコメント。また、決勝の第3クオーター、勝負所の3分間に3連続の3ポイントシュートを決め2連覇を決定づけるなどオールラウンダーの実力を発揮し、2年連続のベスト5に輝いた。
【最高のエンタテインメントを】
過去2シーズン、天皇杯を連覇することで実力を示したが、2016-17シーズンはクォーターファイナル(準決勝)で優勝チーム栃木ブレックスに、2017-18シーズンはファイナル(決勝)でアルバルク東京にと、2年連続で優勝チームに敗れリーグ優勝には手が届かなかった千葉ジェッツ。キャプテン小野龍猛が初のリーグ制覇という「最高のエンタテインメントを」見せられるか注目だ。