U18男子日本代表は惜しくも2大会連続のワールドカップ出場とはならなかった。しかし、アジアの強敵相手に有終の美を飾った。決勝トーナメントの軌跡をピックアップ!
【決勝トーナメント・結果】
ベスト8進出決定戦 日本 85-67 レバノン 勝利
準々決勝 日本 52-88 オーストラリア 敗戦
レバノン戦、日本代表は富永啓生が4本の3ポイントを含む28得点、松崎裕樹が17得点で攻撃をけん引しベスト8へ進出。勝てばベスト4、来年の「FIBA U19バスケットボールワールドカップ2019」の出場権獲得できる運命のオーストラリア戦。レバノン戦と同じく松崎裕樹(福岡第一高校)、結城智史(土浦日本大学高校)、三谷桂司朗(広島皆実高校)、中田嵩基(福岡大学附属大濠高)、中村拓人(中部大学第一高校)の5人で試合に臨んだ。
富永啓生がチーム最多の16得点をマークするも、チーム2ポイント成功率が34%と低迷する中、インサイドを完全支配され、リバウンド数も日本代表25本に対し、オーストラリア代表58本と圧倒的な差が開き、完敗。惜しくも「FIBA U19バスケットボールワールドカップ2019」出場権を逃した。
【U18 男子日本代表 アジア選手権大会2018 結果】
準々決勝でオーストラリアに敗戦、ワールドカップの出場権を逃した日本代表。しかし、続く、バーレーン戦、第4クォーターで3ポイントシュートで得点を稼ぎ14点差を追いつき、さらに延長の末、92-85で勝利。最終日の5・6位決定戦へ。その相手となったイラン戦では予選のリベンジを果たし最終スコアは60-58と接戦を制して堂々の5位で大会を終えた。
チームを率いた吉田裕司ヘッドコーチは「ファンダメンタルでは高さを補いきれなかった」と「高さ」を課題に挙げた。確かにワールドカップの出場権を逃したのは残念でならないが、結果的に準々決勝で敗れたオーストラリアが優勝、ワールドカップ出場権の4位以上と今回の5位はまさに紙一重の差だったと思われる。U18のこれからの活躍に期待したい。(ファンダメンタル・・・基本的であるさま。根本的。スポーツでは結果を出すための基本戦術を疎かにしないことを指す。スラムダンクでも「基本が大事」はゴリの口癖)
5-8位決定戦
日本 92-85 バーレーン
JPN|13|13|20|29|17|=92
BRN|22|17|21|15|10|=85
5・6位決定戦
日本 60-58 イラン
JPN|18|11|16|15|=60
IRN|9|13|20|16|= 58
【FIBA U18 アジア選手権大会2018 順位】
優 勝 オーストラリア
準優勝 ニュージーランド
第3位 中国
第4位 フィリピン
第5位 日本
第6位 イラン
第7位 バーレーン
第8位 韓国
【選抜選手】
半澤 凌太 (SF / 筑波大学 1年)
松崎 裕樹 (SF / 福岡第一高等学校 3年)
飯尾 文哉 (SG / 洛南高等学校 3年)
中田 嵩基 (PG / 福岡大学附属大濠高等学校 3年)
金田 龍弥 (SF / 大阪学院大学高等学校 3年)
浅井 修伍 (PF / 福岡大学附属大濠高等学校 3年)
富永 啓生 (SG / 桜丘高等学校 3年)
中村 拓人 (PG / 中部大学第一高等学校 3年)
結城 智史 (PF / 土浦日本大学高等学校 2年)
河村 勇輝 (PG / 福岡第一高等学校 2年)
三谷 桂司朗 (PF / 広島皆実高等学校 2年)
横地 聖真 (SF / 福岡大学附属大濠高等学校 2年)
【スタッフ】
ヘッドコーチ吉田裕司 (洛南高等学校)
アソシエイトヘッドコーチ ロイブル トーステン (JBA)
アシスタントコーチ 佐藤 光壱 (さいたま市立大宮北高等学校)
アシスタントコーチ 上田 康徳 (三遠ネオフェニックス)
トレーナー 高橋 基樹 (専修大学)
チームドクター 山口 玲 (稲波脊椎?関節病院)
マネージャー 古海 五月 (JBA)
テクニカルスタッフ 荒川 哲史 (JBA)
通 訳 本永 昌生 (JBA)