ホットワードをわかりやすく!注目の記事 PICK UP!

比江島慎が移籍するオーストラリアのバスケとは NBLブリスベン・ブレッツ

オーストラリア 移籍 比江島慎

比江島慎が8/11に誕生日を迎え28歳となり、マネージメント業務を行なっている兄の比江島章氏とともに新たに挑戦するのは「オーストラリア」だ。オーストラリアのバスケのレベルは。移籍するNBLブリスベン・ブレッツはどんなチームか。日本のエース・比江島慎の海外挑戦をピックアップ!

【オーストラリアで人気のスポーツ・バスケ】

オーストラリアで最も人気のスポーツは「サッカー」と言われている。元々は移民に人気が高かったが現在では国内1位の人気に。日本でも本田圭佑の移籍もあり今後の注目が高まっている。ほかのスポーツで人気を博しているのは「オーストラリアンフットボール」「クリケット」「テニス」そして、「バスケ」だ。NBAでも活躍する選手が増え人気が高まっており、競技人口も国内2位まで増えている。

【オーストラリアってオセアニア地区では】

オセアニアであるオーストラリアがなぜ、FIBAランキングアジア1位であり、アジアカップやワールドカップアジア予選に出場しているのか。それは、2017年がFIBA(国際バスケットボール連盟)の新カレンダー改革元年であることに基づく。この年からFIBAは主催する大会のフォーマットは大きく変更している。その1つがアジア枠にオセアニア(オーストラリアとニュージーランド)が加えるというものだった。主には大会の対戦方式がホーム&アウェー方式になったことでの移動距離の負担を考慮しての変更だったが、改革前の2014年、FIBA事務総長のパトリック・バウマンは来日時に、その理由を「アジアは競争力をつけることが必要。オセアニアのような世界レベルの国と戦えば、自分たちの位置を測定する機会になる」とコメントしている。

【オーストラリアのバスケは強いのか】

オーストラリアのFIBAランキングは10位(日本は49位)アジア枠でのランキングは堂々1位(日本は8位)
NBAリーグ30チームで、2017-18シーズン開幕ロスターに登録された選手のうち海外出身選手は108人。その中でも最も多いのはカナダからの11人。続いてフランスが10人、そして、オーストラリアが8人とNBAに多く選手を輩出している。

【NBAに近いNBL】

2017年に引き続き、オーストラリアのNBLとNBAのチームがプレシーズンゲームで対戦することが、NBAとNBLの共同声明により発表されている。アデレード・36ers、メルボルン・ユナイテッド、ニュージーランド・ブレイカーズ、パース・ワイルドキャッツ、シドニー・キングスのNBLの5チームがアメリカに遠征、ユタ・ジャズ、デンバー・ナゲッツ、ロサンゼルス・クリッパーズ、フィラデルフィア・76ers、フェニックス・サンズ、トロント・ラプターズのNBA6チームと合計7試合を戦う。1つのプレシーズン中に、NBAチームと海外のチームが7試合するのは、過去最多の数字。

【オーストラリアのプロバスケリーグ・NBL】

NBLはオーストラリアとニュージーランドの計8チームで構成されるプロバスケットボールリーグ。レギュラーシーズンを10月中旬から2月中旬にかけて各チーム28試合ずつ戦い、成績上位4チームが優勝を懸けたプレーオフへ。(日本は試合数が全60試合のため約半数。期間も10月から5月のためこちらも約半分)

チャンピオンを決めるプレーオフでは、2戦先勝のセミファイナルを戦い、勝ち上がった2チームが3戦先勝方式のグランドファイナルを戦う。(日本は8チームでプレーオフ。クオーターファイナル、セミファイナルは同じく2戦先勝、ファイナルは1試合だけの一発勝負。)

NBLに所属する8チーム(17-18シーズンの成績)
メルボルン・ユナイテッド(20勝8敗)
アデレイド・サーティシクサーズ(18勝10敗)
パース・ワイルドキャッツ(16勝12敗)
ニュージーランド・ブレーカーズ(15勝13敗)
イッラワラ・ホークス(12勝16敗)
ケアンズ・タイパンズ(11勝17敗)
シドニー・キングス(11勝17敗)
ブリスベン・ブレッツ(9勝19敗)

【比江島慎・アジア人枠とは】

比江島慎がオーストラリアを選んだ理由の1つに「アジア人枠」がある。「アジア人枠」は各チーム1人ずつありオーストラリア人選手かアジア人か選択することができる仕組み。つまり、「外国籍枠」が無い国や「外国籍枠」を屈強な外国人と争うよりは試合に出られる可能性が高くなる。2016-17に導入され、2017-18は撤廃、2018-19に再度導入されることとなったため、この仕組みの活用をするとみられる。

【比江島慎が移籍するブリスベン・ブレッツとは】

本拠地はブリスベンのコンベンション&エキシビションセンター。1979年のNBL発足と同時に設立。1985年、1987年、2007年にリーグ優勝を果たしているが翌年の2008年を最後にリーグから撤退。しかし、2016年に復帰、2017-18シーズンは9勝19敗と最下位に沈んでいるがオーストラリア代表HCのアンドレイ・ルマンが監督を務め、立て直しを図っている。

栃木ブレックスの試合に出ることはできなかったが、日本代表戦には参戦できる契約となっている比江島慎。
日本よりNBAに近いステージであるオーストラリアで研鑽を積み日本代表の底上げを担ってほしい。

関連記事

  1. ワールドカップ 日本代表 男子

    バスケ 男子日本代表 ワールドカップ2019出場への条件と予想

  2. 富山グラウジーズ Bリーグ 2018-19

    富山グラウジーズ Bリーグ 2018-19シーズンデータ

  3. 渡邊雄太 サマーリーグ

    渡邊雄太 サマーリーグを終え一時帰国発表

  4. 竹原レイラ 馬瓜ステファニー ウィリアム・ジョーンズカップ選出メンバー

  5. オールスターゲーム カイル・クーズマ

    NBAオールスター2019 ライジングスターズ MVP カイル・クーズマ

  6. 横浜ビーコルセアーズ Bリーグ 2018-19

    横浜ビーコルセアーズ Bリーグ 2018-19シーズンデータ

  7. オーストラリア フィリピン 乱闘 処罰

    FIBAワールドカップアジア1次予選 オーストラリア代表対フィリピン代表戦の処罰は日本代表に不利なも…

  8. 【試合レビュー】バスケ男子日本代表 ワールドカップ2次予選ホーム・カザフスタン戦 ワールドカップ出場…

  9. 渡邊雄太 NBAデビュー

    渡辺雄太~NBAデビューまでの軌跡~

最近の記事

  1. コービー・ブライアント
  2. 第32回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2019
  3. Bリーグ プレーオフ
  4. ワールドカップ予選 組み合わせ コービー

おすすめ記事

  1. コービー・ブライアント
  2. ワールドカップ2019 最終戦 日本代表 アカツキファイブ
  3. 日本代表 アカツキファイブ
  4. FIBAWC2019
  5. クレイ・トンプソン
PAGE TOP