始まったアジア大会2018ジャカルタ。5人制バスケ男子日本代表は初戦のチャイニーズ・タイペイに臨んだ。アジア大会の概要と黒星発進となった初戦をピックアップ。
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目次
【アジア競技大会2018ジャカルタ 5人制バスケ男子 大会概要】
【予選ラウンド】(※上位2チームが準々決勝へ)
グループA:タイ、モンゴル、インドネシア、韓国
グループB:シリア、イラン
グループC:日本、チャイニーズ・タイペイ、カタール、香港
グループD:カザフスタン、フィリピン、中国
各グループ上位2チームが決勝ラウンド(準々決勝)へ進出。日本代表はチャイニーズ・タイペイ(8月14日(火)10:00)、カタール(8月16日(木)18:30)、香港(8月22日(水)16:00)の日程で決勝ラウンドを目指す。
日本49位に対し、チャイニーズ・タイペイ57位、カタール61位、香港79位のCグループ。日本代表の予選1位突破は堅いかに見えたが、アジア1次予選の最終戦で108―68と圧勝したチャイニーズ・タイペイに65-71と敗れ、大会初戦の難しさを痛感した。
【順当だったチャイニーズ・タイペイ戦前半】
日本の先発は太田敦也、永吉佑也、熊谷尚也、辻直人、ベンドラメ礼生。
開始1分半、日本代表・太田敦也がシュートを決め先制。橋本拓哉のフリースロー、張本天傑の3ポイントシュートで17-11で第1クォーター終了。第2クォーター残り6分半、張本天傑がフリースローを決め27-17と10点差。しかし、チャイニーズ・タイペイのチェン・インジュンのエンジンがかかり始める。橋本拓哉が最後にシュートを決め37-30点で前半終了。日本代表7点リード。
【29点を取られた第3クォーター】
第3クォーター、日本代表にターンオーバーが連発。リュウ・ジォンとチェン・インジュンに連続ポイントを許し、残り4分、49-43と追い上げられ、たまらずタイムアウトを取るもチャイニーズ・タイペイの勢いは止まらず。残り1分、53-53と同点に。張本天傑のシュートミス、橋本拓哉のパスミスと日本代表のミスも続き、53-59と逆転、ファイナルクォーターへ。第3クォーターだけを見ると16-29と13点差をつけられる。
第4クォーター、6点差を追いつきたい日本代表だがシュートが決まらない。辻直人、張本天傑の3ポイントシュート、太田敦也のフリースローも決まらない。しかし、第4クォーターはチャイニーズ・タイペイもターンオーバーが多く、チェン・インジュンのファウルが増え始める。残り3分、張本天傑のフリースローで64-66と2点差まで詰め寄るが、残り1分、ベンドラメ礼生のフリースローが決まるまで約2分間、辻直人の3ポイントシュート2本が外れノーゴール。残り23秒、チームハイとなる18点目をチェン・インジュンに決められ65-71で試合終了。
【アジア競技大会2018ジャカルタ・チャイニーズ・タイペイ戦・結果】
スタッツからみると、シュート成功率、アシスト数、ターンオーバー数、ファウル数はほぼ互角。チャイニーズ・タイペイの出来も良くは無かったが、さらに調子の上がらなかった日本代表といった結果。最終的に6点差で敗戦となったが、その分かれ目はオフェンスリバウンド。チャイニーズ・タイペイ20本に対して日本代表は9本。日本代表のフィールド2ポイントシュート成功率51%、フィールド3ポイントシュート成功率24%のうえでこのリバウンド数は決してオフェンスが上手く機能したとは言えないだろう。次戦は16日のカタール戦。初戦の課題を修正し、初勝利を期待したい。
【アジア競技大会2018ジャカルタ・5人制バスケ男子日本代表メンバー】
太田敦也(C / 三遠ネオフェニックス)
辻直人(SG / 川崎ブレイブサンダース)
熊谷尚也(SF / 大阪エヴェッサ)
永吉佑也(PF / 京都ハンナリーズ)
張本天傑(SF / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
ベンドラメ礼生(PG / サンロッカーズ渋谷)
橋本拓哉(SG / 大阪エヴェッサ)
佐藤卓磨(SF / 滋賀レイクスターズ)
今村佳太(SF / 新潟アルビレックスBB)
玉木祥護(PF / 筑波大学)
中村太地(PG / 法政大学)
シェーファー・アヴィ幸樹(C / ジョージア工科大学)