安藤誓哉 アルバルク東京#3
「若くして世界を知る司令塔」
安藤誓哉選手は明治大学を退部し、アメリカのドリューリーグ(NBA選手も輩出するロサンゼルスの夏限定の地区リーグ)に参加、カナダでハリファックス・レインメンと契約、NBLカナダリーグ初の日本人選手となり、同年、オールルーキーチームに選出される。
2015年5月、NBAの次に古い、世界で2番目に歴史があるバスケットボールのプロリーグ・フィリピンプロバスケットボールリーグ(PBA)のメラルコ・ボルツと契約。チームのプレイオフ進出に貢献。
【出身地】東京都
【身長】181cm
【体重】80kg
【出身校】明成高校 → 明治大学 → Halifax Rainmen(カナダ)→ Maralco Bolts(フィリピン)
【ポジション】ポイントガード
マイケル・ジョーダンに憧れ、「安定なんてこの世にない」と挑戦を続ける安藤誓哉選手。
2017-18シーズンは期限付き移籍でアルバルク東京で活躍しており、日本代表にも選出されている。
「経歴」
【学生時代】
小学1年生の時にバスケットボールを始める。
名門・明成高校に進学、2009年ウィンターカップを制し、2010年の全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会では準優勝。さらに同年のバスケットボールアジアU-18選手権に出場するU-18日本代表に選出され、得点王とベストファイブを受賞。
明治大学入学後、2年次にはインカレ3位、3年次には同準優勝に貢献。4年生で迎えた2014年の李相佰杯争奪日韓学生バスケットボール競技大会では、日本学生選抜チームのキャプテンを務めた。その後、大学バスケ部を退部、代表招集も辞退しアメリカに渡った。
【プロ入り】
カナダ・フィリピンでプロとしてプレーの後、帰国、リンク栃木ブレックスと契約した。NBL 2015-16シーズン途中の加入であり、安藤誓哉は25試合に出場したが、平均出場時間は6.4分と、過去のシーズンに比べ出場時間を減らす結果となった。シーズン終了後、栃木は安藤との契約を更新せず、安藤は秋田ノーザンハピネッツに移籍した。
2016-17シーズンの開幕戦となった2016年9月28日の古巣、栃木戦では、33分間出場し18得点、4アシストを挙げ、チームの勝利に貢献した。同年11月には日本代表強化合宿に初めて召集され台湾に遠征。2017年1月に行われたBリーグオールスターゲームには、SNSによるファン投票で選出され、10得点3アシストの成績を残した。
秋田ノーザンハピネッツとは、2018-19シーズンまでの契約延長に合意し、2017-18シーズンはアルバルク東京へ期限付き移籍をすることとなった。そして、2017-18シーズンに期限付き移籍としての契約をオフに変更。2018-19シーズンよりアルバルク東京へ完全移籍。
「プレイスタイル」
アグレッシブなドライブ。積極的に自ら切り込み、体格で劣っていても体をぶつけながら体幹がぶれず、レイアップを決めることができる。また、3Pシュートの精度も高く、49%を超える成功率を誇る。
まずは点を取り、ディフェンスを引き付け、周りを生かすパススタイルもできる理想的なポイントガード。本人も好きだと公言しているスラムダンクの仙道さながらだ。また、ディフェンスもアグレッシブ。抜かれることを恐れず、スティール(ディフェンス側が相手のドリブル中・パス中などのボールを奪うこと)を狙うため、安藤誓哉選手起因で相手のターンオーバーになることも多い。
「メンタル」
趣味は「カフェ探し」 オフの過ごし方は「コーヒーを飲みながら映画」 そして、インタビューで見られる大人しい性格とは裏腹に、コートに立つとまるで別人のように積極的に声を出し、手を上げ、リーダーシップを発揮します。
その静かな闘志は、試合中、左頬骨・鼻骨を骨折し全治3~4週間とされていたが、復帰予定を前倒ししフェイスガードを着用して戦線復帰を果たすほど。
「今後の見どころ」
海外の経験が多く、ポイントガードとしては高身長である181㎝の安藤誓哉選手は今後、日本代表の司令塔になれるか。