7月21~29日にベラルーシ・ミンスクで行われている「FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2018」
各エリアの代表16か国が参加し、世界ナンバーワンを競う同大会に出場する女子U17日本代表チームは、コロンビア、ベラルーシ、フランスの3チームが入るグループAになった。準決勝へとコマを進めたU17女子日本代表をピックアップ。
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目次
【FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ】
2007年に世代別各大会の再編が行われ、U-21がU-19に統合されるとともに、その下の世代の大会としてU-17世界選手権が新設された。2010年に第1回大会を開催。以降男女とも偶数年に開催されていて今回で第5回。
【エリアと参加国】
【アフリカ】アンゴラ、マリ
【アメリカ】アルゼンチン、カナダ、コロンビア、アメリカ
【アジア】オーストラリア、中国、日本、ニュージーランド
【ヨーロッパ】フランス、ハンガリー、イタリア、ラトビア、スペイン
【グループ分け】
【グループA】日本、コロンビア、ベラルーシ、フランス
【グループB】中国、アメリカ、イタリア、マリ
【グループC】アルゼンチン、ニュージーランド、スペイン、ハンガリー
【グループD】アンゴラ、ラトビア、カナダ、オーストラリア
【試合方式】
・各グループで1 回戦総当たりの予選ラウンドを行い、グループ内順位を決定。
・その順位に基づきグループA とB、グループC とD の組み合わせ(たすき掛け)で決勝トーナメント1回戦を行う。
(A1-B4、A2-B3、A3-B2、A4-B1、C1-D4、C2-D3、C3-D2、C4-D1)
・順位決定戦を行う。
昨年の「FIBA U16女子アジア選手権大会2017」では、オーストラリアに60-61と惜しくも1点及ばず準優勝。しかし、そのオーストラリアはFIBA U17女子ワールドカップ前回大会(2016年)のチャンピオン。今回の大会ではベスト4、そしてメダルに期待がかかる。
【FIBA女子U17 ワールドカップ2018 日本代表メンバー】
鈴木侑(浜松開誠館高校)
マヤ ソフィア・マッカーサー(ダナ・ヒルズ高校)
野口さくら(安城学園高校)
林未紗(足羽高校)
高橋未来(京都精華学園高校)
藤田和(岐阜女子高校)
山口里奈(開志国際高校)
中道玲夏(津幡高校)
山口奈々花(鵬学園高校)
森岡奈菜未(大阪薫英女学院高校)
三浦舞華(精華女子高校)
平下愛佳(桜花学園高校)
【予選ラウンドの結果】
日本 53-60 フランス 敗戦
JPN|10|14|21|8|=53
FRA|12|17|11|20|=60
日本 104-52 ベラルーシ 勝利
JPN|21|28|37|18|=104
BLR|9|6|22|15|=52
日本 72-52 コロンビア 勝利
JPN|15|21|18|18|=72
COL|10|9|15|18|=52
予選グループを2勝1敗の2位で通過。
【決勝トーナメント1回戦】
7月25日に行われた決勝トーナメント1回戦。第3クォーターに61-58の3点差に追いあげられる場面はあるものの、野口さくら(安城学園高校3年)が計17得点13リバウンドの“ダブルダブル”の好調。1試合を通し、10点前後の点差をキープし続け、最終スコア82-73で勝利。準々決勝進出。ベスト8以上が決定。「前回が9位でしたので、ベスト8以上には必ず入りたい」とコメントした荻原美樹子HCの有言実行となった。
【ベスト8勢ぞろい】
日本代表と同じくベスト8にコマを進めたのは、フランス、ラトビア、イタリア、オーストラリア、日本、ハンガリー、アメリカ、スペイン。ヨーロッパエリアは参加国全てがベスト8と強さを見せている。
日本代表は27日の準々決勝でハンガリーと対戦。勝利すると、もう一つの準々決勝で対戦する、第1回から第3回大会の優勝・準優勝コンビ、アメリカとスペインの勝者と準決勝で激突する。そして、前回王者・アジア1位のオーストラリアと対戦する可能性は決勝となる。