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高校バスケ インターハイ 2018 男子決勝 開志国際初優勝

インターハイ 男子

「インターハイ」とは正式名称「全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会」であり、スラムダンクで湘北高校が山王工業高校を破ったあの大会、それがインターハイである。平成30年度、今年のインターハイは「2018 彩る感動 東海総体 翔べ誰よりも髙く東海の空へ」と題し愛知県で行われた。8月2日から始まり、今日7日に激突した男子決勝カードをピックアップ。
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男子決勝の対戦カードはともに初優勝を狙う新潟県の開志国際高校と地元・愛知県の中部大学第一高校。

【開志国際高校】

創部5年と若いチームの開志国際。しかし、ウインターカップ2017で3位に輝いた帝京長岡を相手に6月の県予選・決勝で75-54と大勝し、2年ぶり2回目のインターハイ進出。コーチが全幅の信頼を置く、小池文哉(3年生)、小栗瑛哉(3年生)のダブルキャプテンガード。インサイドの大黒柱、ジョフ・ユセフ(2年生)。197センチのユーティリティプレイヤー・和田蓮太郎をはじめ、毎試合、10人の選手が入れ替わりコートに入り得点を重ねていく選手層の厚さで知られる。

【中部大学第一高校】

星野京介(現大東文化大学1年)、坂本聖芽(現東海大学1年)という2大エースが卒業し、新しいチーム作りをしてきた今年の中部大第一。さらに、ポイントガードでエースの中村拓人がU18日本代表チームに出場のため、今大会を欠場。しかし、205センチのバトゥマニ・クリバリ(2年生)、3ポイントを得意とする稼ぎ頭・青木遥平(3年生)、ベンチスタートを得意とするポイントガード・井戸光邦(3年生)をはじめ、総合力が高く、インターハイの前哨戦である「能代カップ」で、その強さをいかんなく発揮、県予選、東海大会でも頂点に立った。走力の高さを活かしたハイスコアゲームを得意としていて、インターハイ1回戦は長崎西(長崎)相手に104-72、2回戦も正智深谷(埼玉)相手に108-71と連戦の100点ゲームを見せた。

【決勝・開志国際高校VS中部大学第一高校】

第1クオーター、まずは開志国際高校の必ずタフショットに追い込むディフェンスが光る。中部大学第一高校が初得点を挙げるおよそ5分間で8回の攻撃をしのぎ、その間に8得点を稼ぎ、スタートダッシュを決める。その後もディフェンスが機能する一方、この日はシュートがリングに嫌われる開志国際高校。序盤は点差が広がらない。第1クオーター終盤、ショットクロック(24秒ルールのこと)ぎりぎりで放たれた中部大学第一高校の3ポイントシュートが決まり16-15と開志国際高校が1点差に迫られ第1クオーター終了。

第2クオーター、中部大学第一高校が先制し、16-17と逆転。第2クオーターに入り、お互いの持ち味が発揮される。開志国際高校がシラ・エルハジ・アサンでインサイドから決めれば、すぐさま中部大学第一高校、稼ぎ頭・青木遥平が3ポイントシュートを決め返す。その後も中部大学第一高校は3ポイントシュートで得点を稼ぐが、シラ・エルハジ・アサン対パドゥマニ・クリバリ、交代してからのジョフ・ユセフ対ブバカーン・ンディアイエのセンター対決はどちらも開志国際高校にわずかに有利に働き、オフェンス、ディフェンスの面でインサイドを支配した開志国際高校がじりじり点差を広げ、35-28で前半終了。

第3クオーターの序盤、開志国際高校の大黒柱、ジョフ・ユセフが3つ目のファウルを取られベンチへ。中部大学第一高校が立て続けにシュートを決め、残り6分の時点で40-41と逆転に成功する。たまらず、ジョフ・ユセフをコートに戻すと再度、力関係が拮抗。以降、お互いシュートが決まらない時間は続き、ついに46-46の同点でファイナルクオーターへ。

第4クオーター、試合序盤のような開志国際高校のディフェンスで中部大学第一高校に得点を許さない。徐々に点差を広げると折り返しの5分が経ったところで、開志国際高校キャプテン、小池文哉が3ポイントシュートを沈め、57-50と突き放す。ここからは開志国際高校のダブルキャプテンガードが落ち着いて試合をコントロール。
小池文哉、続いて小栗瑛哉が連続でレイアップを決め、残り2分50秒で61-52。時間を使い、中部大学第一高校の攻撃回数を減らしていく。中部大学第一高校も逆転を狙い3ポイントシュート攻勢に出るが試合最後の1本以外は外れ、最終スコア66-55で開志国際高校が創部5年目という早さでインターハイ初優勝を成し遂げた。

【試合結果】

開志国際高校(新潟県) 66-55 中部大学第一高校(愛知県)
開志国際 |16|19|11|20|=66
中部大第一|15|13|18|09|=55

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