もう1つのセミファイナル(準決勝)は
チャンピオンシップ出場順位2位の千葉ジェッツ VS チャンピオンシップ出場順位3位:琉球ゴールデンキングス
チャンピオンシップの中でも出場順位が最も近い実力伯仲の好カードだ。その分析予想とは。
【千葉ジェッツ・注目選手】
富樫勇樹・・・230本以上アシストパスを供給するポイントガードだが、3ポイントシュートを90本以上決め、身長167センチながら鋭いドライブからペイントエリアでも200得点以上を決める小さな巨人。
ギャビン・エドワーズ・・・206cm110kgの恵まれたサイズの持ち主でありながら、千葉の高速バスケットボールに対応できる機動力を備えたビッグマン。ゴール下はもちろん、ジャンプシュート・ドライブ・3ポイント、ショットブロック・リバウンド、果ては自らボール運びもできるオールラウンダー。
小野龍猛・・・千葉ジェッツのキャプテン。フィジカルの強さを生かしたポストプレーに加え、3Pも高確率で決められるシュート力。天皇杯2連覇を決定づけた決勝の第3クオーターでわずか3分の間に3連続の3ポイントシュートを決める勝負強さを持っている。
【琉球ゴールデンキングス・注目選手】
古川孝敏・・・昨季王者・栃木ブレックスでチャンピオンシップ決勝を戦い、初代ファイナルMVPに輝いた大舞台の絶対的エース。クォーターファイナル(準々決勝)のゲーム3でも勝負どころで連続得点し、8得点の大爆発。セミファイナル(準決勝)へチームを導いた。
アイラ・ブラウン・・・豪快なダンクを含め、跳躍力と体の強さでペイントエリアの肉弾戦を一手に引き受ける、日本の大黒柱。身長193センチだが垂直飛び約126センチ、2メートルを超えるビッグマン相手に速さはもちろん、高さでも負けずリバウンドを制する。
岸本隆一・・・高校時代に1試合83得点、bjリーグでも日本人最多タイ記録となる41点をマークしたことがあるように、フローターショット、クイックリリースで放たれる3ポイントシュート、ありとあらゆる方法で点を取るキャプテンにして司令塔。
【見どころ】
日本代表のPG経験者、そして3ポイントシュートを得意とし、自らも点が取れる、岸本 隆一と富樫勇樹の司令塔対決。また、千葉ジェッツのギャビン・エドワーズは全米屈指の名門コネチカット大出身であり、昨シーズンの千葉ジェッツで、そして現在は琉球ゴールデンキングスのヒルトン・アームストロングは大学の先輩にあたる。この同門出身のビッグマン対決。
チームとしては、速攻からの得点が1試合平均13.4点、リーグトップ速攻スタイルの千葉ジェッツと1試合平均66.9失点とリーグ最少失点数を誇る、堅守・琉球ゴールデンキングス。今季は千葉ジェッツの3勝1敗、そして、リーグ1位の動員数を誇る千葉ジェッツホームでの開催。天皇杯との2冠を狙う千葉ジェッツか、Bリーグ初タイトルを狙う元bjリーグ王者か。ほこたて対決を制するのはどちらか。