25日から29日の期間で行われる「第40回ウィリアム・ジョーンズカップ2018」に出場する女子日本代表選手12名を発表した。
若手主体の選抜の中でも、最年少は竹原レイラ19歳。ウインターカップ2017の女王となった竹原レイラの一年前、同じくウインターカップ2016の女王となった馬瓜ステファニー。このウインターカップ歴代女王をピックアップ。
【竹原レイラ】
生年月日 2000年3月12日(ガーナ人の父と日本人の母との間に生まれたハーフ)
出身地:アメリカ生まれ神戸育ち
出身校 兵庫県朝来市立梁瀬中学校⇒大阪桐蔭高等学校
身長 185㎝
体重 78㎏
血液型 B型
ポジション C(センター)
所属 三菱電機 コアラーズ
東京オリンピック期待の星。
ガーナ人の父と日本人の母を持つ身長185cmの竹原レイラは、中学3年生の時から本格的にバスケットボールを始める。大阪桐蔭高校に進学すると徐々に頭角を現し、去年の12月の「ウインターカップ2017」では、エースとしてチームをけん引、決勝へ導くが、徹底マークに合い安城学園が序盤リード。竹原レイラはついにファウルアウトしてしまう。ダブルオーバータイムまでもつれた戦いは、残された大阪桐蔭の3年生たちが奮起し見事逆転勝利を引き寄せ初優勝。
竹原レイラは活躍を認められベスト5、優秀選手賞に選ばれる。さらなる成長を求め、アーリーエントリーで三菱電機コアラーズに入団。日本代表カテゴリーではU-17日本代表・U-18日本代に選抜されている。
【馬瓜ステファニー】
生年月日 1998年11月25日(両親ともにガーナ出身。ステファニーは愛知県生まれ)
出身校 東郷町立東郷中学校⇒桜花学園高校
身長 181cm
体重 78kg
血液型 O型
ポジション C(センター)/F(フォワード)
所属 トヨタ自動車アンテローブス
姉の馬瓜エブリンも日本の女子バスケットボール選手。現在は同じトヨタ自動車アンテロープス所属。9歳から姉・エブリンの影響を受けバスケを始め、愛知県東郷町出身だが中学校から強豪である東郷町立東郷中学校に進学、全国3位に輝く。
姉に続いて、桜花学園に入り、キャプテンに就任、インターハイ、国体に続きウインターカップも制覇、高校3冠を達成した。日本代表カテゴリーにはU-16日本代表・U-17日本代表・U-18日本代表・U-19日本代表と各年代に選出されている。
【選抜メンバー】
平成30年度バスケットボール女子日本代表メンバー(第40回ウィリアム・ジョーンズカップ出場チーム)
#2 竹原 レイラ (PF / 三菱電機 コアラーズ)
#3 馬瓜 ステファニー (SF / トヨタ自動車アンテロープス)
#9 鈴木 知佳 (C / 日立ハイテク クーガーズ)
#11 篠崎 澪 (SG / 富士通レッドウェーブ)
#14 安間 志織 (PG / トヨタ自動車 アンテロープス)
#20 近藤 楓 (SG / トヨタ自動車 アンテロープス)
#22 河村 美幸 (PF / シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)
#23 永田 萌絵 (PG / 東京医療保健大学)
#27 林 咲希 (SG / JX-ENEOSサンフラワーズ)
#32 宮崎 早織 (PG / JX-ENEOSサンフラワーズ)
#33 中田 珠未 (P F/ 早稲田大学)
#66 梅沢 カディシャ樹奈 (C / JX-ENEOSサンフラワーズ))
【ウィリアム・ジョーンズカップ】
ウィリアム・ジョーンズカップ。台湾・台北で開催されるバスケットボール大会。
初代FIBA事務総長であるイギリスのレナト・ウィリアム・ジョーンズが台湾に野球以外のスポーツを広げようと始まったのが由来で1977年に第1回が開催され、毎年7月ごろに行われる。
ウィリアム・ジョーンズカップは、アジア選手権の時期と重なるため、FIBAアジアチャレンジ同様に各国の「若手」の育成や調整を行う事が多く、未来のフル代表の前哨戦と言える国際大会。