初年度は西地区5位、昨シーズンは西地区2位で初のチャンピオンシップ出場と順調なステップアップの途中で波乱のオフシーズンを過ごし、選手とスタッフ、一丸となって信頼回復をはかる3年目の京都ハンナリーズをピックアップ。
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目次
【京都ハンナリーズチームデータ】
・クラブ名の由来
京ことば「はんなり」から命名。「はんなり」とは「上品で明るく華やかなさま」を表しており、まさに日本の都と言われた歴史ある京都にふさわしい言葉。また、忘れ去られようとしている古式ゆかしき言葉をクラブ名に表現することで文化の継承に役立ちたい、という思いから命名された。
・ホームアリーナ 「ハンナリーズアリーナ」
・マスコット 「はんニャリン」
・2017-18シーズン結果 「34勝26敗(西地区2位)」
【京都ハンナリーズ 2018-19選手一覧】
背番号・ポジション・身長・体重・選手名(〇は新規加入選手)
3番・PG・173・73・伊藤 達哉
7番・SF・191・93・晴山 ケビン
9番・PG・178・73・綿貫 瞬
12番・SG・185・81・岡田 優介
13番・SF・190・81・近 忍
20番・PG・175・73・岸田 篤生〇
23番・C・203・120・シャキール・モリス〇
32番・PF・203・106・ジュリアン・マブンガ
33番・SG・188・88・内海 慎吾
45番・PF/C・198・100・頓宮 裕人
50番・C・204・120・デイヴィッド・サイモン〇
91番・SG・184・80・片岡 大晴
HC 浜口 炎
予想スタメン
PG・伊藤 達哉
SG・片岡 大晴
SF・岡田 優介
PF・シャキール・モリス
C・デイヴィッド・サイモン
【京都ハンナリーズニュース】
シーズン開幕前、アジア大会に参加していた永吉佑也が不祥事で1年間の公式戦出場停止処分、坂東拓が窃盗容疑で逮捕され、契約解除処分を受けることになりクラブに対するファンやスポンサーの信頼は完全に失墜した。マイナスからのスタートを切った京都ハンナリーズ。さらに外国籍選手の獲得が遅れ、新加入のデイヴィッド・サイモン選手がチームに合流したのは9月20日。5対5の練習もままならない状態でシーズンが開始。しかし、残された選手はプレイで信頼を回復するしかなく、そのメンバーも昨シーズンのチャンピオンシップ進出を果たした主力選手、ほぼ全員がチームに残っている。昨シーズンの新人賞も期待された若手ポイントガードの最有力・伊藤達哉、日本バスケットボール選手会初代会長の名シューター・岡田優介、Mr.ハンナリーズ・内海慎吾、内外から得点ができるジュリアン・マブンガ、粘りのディフェンスでチームにエナジーを与える片岡大晴、リアル桜木花道こと晴山ケビンと続々契約継続。新規加入で、関西学生バスケットボール選手権大会の最優秀選手・岸田篤生がプロキャリアをスタート、ジョシュア・スミスと永吉佑也がいなくなり手薄になってしまったインサイドには、韓国リーグ最強センターのデイヴィッド・サイモン、ジュリアン・マブンガがシーズン途中で怪我で離脱すると、三遠ネオフェニックスから緊急でシャキール・モリスを獲得、隙の無い布陣で3年目に挑む。
【KATSUもくポイント!】
Bリーグ元年は西地区で2位争いを続けるも終盤で失速、25勝35敗で西地区5位全体12位とチャンピオンシップ進出できず。昨シーズンは「ダシツクセ!!ハンナリーズ。」のチームスローガンのもと、ジョシュア・スミスが得点とリバウンドで大活躍、岡田優介の3ポイントシュート成功率は36%を記録、ルーキーイヤーの伊藤達哉がアシストと熱いディフェンスでチームに貢献し、34勝26敗で西地区2位でチャンピオンシップ初出場、クォーターファイナルで優勝クラブのアルバルク東京に敗れるも天皇杯でも3位という躍進を見せた。波乱のオフシーズンを過ごし、選手とスタッフ一丸となって信頼回復を望む3年目。出遅れはしたが実力は確かな京都ハンナリーズ。昨シーズンより激戦が予想される西地区において2年連続のチャンピオンシップ進出なるか刮目だ。