2年連続逃しているチャンピオンシップ出場を目指し、中地区の2強に割って入る新潟アルビレックスBB。得点王のダバンテ・ガードナーとベテラン2大司令塔、五十嵐圭・柏木真介を擁し円熟味を増す3年目をピックアップ。
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目次
【新潟アルビレックスBBチームデータ】
・クラブ名の由来
“アルビレックス”は”アルビレオ”(白鳥座のくちばしにオレンジとブルーに輝く二重星)と”レックス”(ラテン語で王者の意味)の造語です。アルビレオが更にパワーアップしてバスケット界の王者に向かって羽ばたくという意味。 新潟アルビレックスBBは地域に根ざした総合クラブチームとしてサッカーJ1のアルビレックス新潟とチーム名を共有している。BBはバスケットボールの頭文字。
・ホームアリーナ 「アオーレ長岡」
・マスコット 「アルード」
・2017-18シーズン結果 「28勝32敗(中地区3位)」
【新潟アルビレックスBB 2018-19選手一覧】
背番号・ポジション・身長・体重・選手名(〇は新規加入選手)
2番・PG・165・67・山口祐希〇
3番・PG・183・83・柏木真介〇
7番・PG・180・70・五十嵐圭
11番・PF・196・103・鵜澤潤
14番・SG/SF・187・80・石井峻平〇
16番・SF・189・90・渡辺竜之佑〇
18番・PG・178・77・森井健太
22番・SG/SF・193・87・上江田勇樹〇
32番・SF・191・93・池田雄一
34番・PF/C・208・116・ラモント・ハミルトン
54番・C・203・132・ダバンテ・ガードナー
HC 庄司 和広
予想スタメン
PG・五十嵐圭
SG・石井峻平
SF・渡辺竜之佑
PF・ラモント・ハミルトン
C・ダバンテ・ガードナー
【新潟アルビレックスBBニュース】
昨シーズンの得点王・ダバンテ・ガードナー、アシスト3位・チームリーダーの五十嵐圭。昨シーズン途中の1月から加入、計30試合の出場で399得点(1試合平均13.3得点)、171リバウンド(同5.7リバウンド)をマークし、ダバンテ・ガードナーとともにインサイドを支えたラモント・ハミルトンを筆頭に、鵜澤潤、森井健太、池田雄一が契約継続、アジア競技大会の不祥事で今村佳太を欠くこととなったが、新しく、何度もオールジャパンベスト5や日本代表に選出されたベテランPG・柏木真介を名古屋ダイヤモンドドルフィンズから獲得。五十嵐圭とともにゲームをコントロールする。さらに165センチながらアメリカ仕込みのアシスト能力を持つ山口祐希、怪我で出遅れることとはなったが、幅広いシュートレンジを持つ上江田勇樹、そして、ベテランチームを活性化させる若手選手として、U18日本代表の経験も持つ渡辺竜之佑と、地元・新潟県長岡市出身、特別指定選手でアースフレンズ東京Zと契約していた石井峻平を獲得。
【KATSUもくポイント!】
新潟県は、バスケ熱が高い地域。以前バスケットボールリーグは実業団チーム中心だったが地域密着型の新しい理念を掲げたアルビレックス新潟が中心となって、2005年にbjリーグを発足。Bリーグ発足にあたっても、もともとはB1所属クラブに入っていなかったが、地元からの多くの署名を集め、追加所属クラブでB1入りを果たした。さらに、高校バスケが盛んで、新潟商業や帝京長岡、そして、創部5年目で今年のインターハイ制覇を成し遂げた開志国際がある。その開志国際にはなんとバスケットボール専攻のクラスがあり、経営するのはアルビレックス新潟BBのスポンサーでもあることから優秀な選手を育て、そのまま新潟アルビレックスBBで活躍するという日も近いだろう。そんな新潟アルビレックスBBの成果は、Bリーグ初年度、27勝33敗で中地区4位全体10位。昨シーズンは28勝32敗で中地区3位全体10位。惜しくもチャンピオンシップ出場を逃している。3年目の今シーズンは念願のチャンピオンシップ出場を狙いたいが、そのためには川崎ブレイブサンダースとシーホース三河という中地区の2強を崩さなければならない。勢いづく富山グラウジーズも侮れない中、激動の時代を知るベテランの2大司令塔、五十嵐圭と柏木真介が大黒柱・ダバンテ・ガードナーとチャンピオンシップ出場へと羽ばたけるか刮目だ。