2018年9月10~12日。NBAの大スター、ゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーが「2018 ステフィン・カリー アジアツアー powered by アンダーアーマー」と題したアジアツアーで3年ぶり2度目の来日が実現する。
実力、人気、人格を兼ね備えた「スポーツマンのMVP」ステフィン・カリーを「パーソナル編」と「キャリア編」でピックアップ。
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目次
【ステフィン・カリー】
誕生日 1988年3月14日
出身地 アメリカ合衆国オハイオ州アクロン
出身校 デビッドソン大学
ポジション PG
背番号 30
身長 191cm
体重 86kg
ウィングスパン 192cm
足のサイズ 29cm
シューズ アンダーアーマー
【最強DNA デル・カリー(ワーデル・ステフィン・カリー1世)】
ステフィン・カリーの父親であるデル・カリーも元NBAプレイヤー。1982年バージニア工科大学に入学し、1986年までの4シーズンをスターターとしてプレーし、通算 2,389 得点、295 スティールの成績を残すと同時に、ベースボールの投手としても6勝1敗、防御率3.81の成績を残し、1985年、MLBドラフトでボルチモア・オリオールズから14順目で指名を受けたが、1986年のNBAドラフト 1巡目 15位でユタ・ジャズの指名を受けNBA入りを果たす。ステフィン・カリーと同様、3ポイントに秀でた活躍を見せ1994年のNBAシックスマン賞を受賞した。バージニア工科大学のバレーボール選手だった母親との間に生まれた実弟のセス・カリーもダラス・マーベリックスに所属するNBA選手である。
【ステフィン・カリーのプレイスタイル】
ステフィン・カリーといえば、2015-2016シーズンに達成したシーズン3P成功数402本が表している3ポイントシュートだ。特徴はクイックリリース。NBAの平均的なシューターが0.54秒程度かかるといわれるシュートモーションをステフィン・カリーは0.4秒しか必要とせず、わかっていても止められない。現・チームメイトであり、2013-14シーズンMVPであるケビン・デュラントは「彼(ステフィン・カリー)が歴代最高のシューターだ」という旨の発言をしている。シュート本数も多く1試合3P成功数は最大で13本。ハーフコートを過ぎた辺りからすでに射程圏内となるため、マッチアップ相手はたまらない。マッチアップ相手を困らせるのは3ポイントシュートだけではない、ステフィン・カリーのポジションはシューティングガードではなく、ポイントガード。司令塔でありスコアラーという最強コンボガードなのだ。3ポイントシュートを警戒し、タイトにディフェンスへ行くと試合前の2つのボールを使っての練習からもわかる通り、絶妙なボールハンドリングで置き去りにされシュートスポットを作られてしまう。そこから繰り出されるシュートの数は通常のジャンプショットやダンク、フローターを含め30種類以上ありゴールを量産する。パスも一流で神業的ノールックパスが多く、ターンオーバーを起こすこともあるが、ステフィン・カリーの想像力が高すぎる結果だと思われる。ディフェンスについても2016年にはスティール王に輝き、この年はスティール王と得点王、そして、史上7人目となる50-40-90クラブ(フィールドゴール成功率50%、3ポイントシュートを成功率40%、フリースロー成功率90%)を達成した。
【今後の見どころ】
ゴールデンステート・ウォリアーズは、現在2連覇中、さらに今オフにデマーカス・カズンズを獲得。ケビン・デュラントとも再契約したことで、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ケビン・デュラント、ドレイモンド・グリーン、そしてデマーカス・カズンズというオールスター5選手を擁する超豪華チームとなった。そしてゴールデンステート・ウォリアーズと同じパシフィック・ディビジョンに所属しているロサンゼルス・レイカーズが4年連続でNBAファイナルを戦ったレブロン・ジェームズを獲得し、ランス・スティーブンソン、ジャベール・マギーとも契約を交わし新生・ロサンゼルス・レイカーズを構築している。今季は4回程度の対戦機会が訪れるため注目が集まっている。王者ゴールデンステート・ウォリアーズを率いるステフィン・カリーから目が離せない。