8月15日、インドネシアのジャカルタでアジア版オリンピック、「第18回アジア競技大会」の女子バスケットボール競技が行われ、女子日本代表が香港代表との初戦に臨んだ。予選ラウンド突破はほぼ確実だが、若手主体のチームが世界相手にどこまでやれるのか、その大会概要と初戦をピックアップ。
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目次
【予選ラウンド 10か国】
グループA:インド、カザフスタン、チャイニーズ・タイペイ、コリア(韓国・北朝鮮合同)、インドネシア
グループB:日本、香港、中国、モンゴル、タイ
(※上位4チームが準々決勝へ)
日本代表の日程:香港(8月15日(水)16:00)、中国(8月17日(金)12:30)、モンゴル(8月19日(日)12:30)、タイ(8月21日(火)12:30)
【アジア競技大会2018ジャカルタ 女子日本代表メンバー】
#2 竹原 レイラ (PF / 三菱電機 コアラーズ)
#3 馬瓜 ステファニー (SF / トヨタ自動車アンテロープス)
#9 鈴木 知佳 (C / 日立ハイテク クーガーズ)
#11 篠崎 澪 (SG / 富士通レッドウェーブ)
#15 安間 志織 (PG / トヨタ自動車 アンテロープス)
#22 河村 美幸 (PF / シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)
#23 永田 萌絵 (PG / 東京医療保健大学)
#27 林 咲希 (SG / JX-ENEOSサンフラワーズ)
#32 宮崎 早織 (PG / JX-ENEOSサンフラワーズ)
#33 中田 珠未 (P F/ 早稲田大学)
#45 渡邉 亜弥 (SG / 三菱電機 コアラーズ)
#66 梅沢 カディシャ樹奈 (C / JX-ENEOSサンフラワーズ)
チャイニーズ・タイペイにて行われた「第40回ウィリアム・ジョーンズカップ2018」に出場したメンバーと同様の12名が選出されている。いわゆるBチームであたるが、同グループにはFIBAランキング10位の中国がおり、さらに、日本代表女子の熾烈な生き残り戦で若手がどこまでアピールできるかが注目だ。
【アジア競技大会2018ジャカルタ初戦・香港戦 大勝】
FIFAランキング13位の日本代表女子。FIFAランキング64位の香港代表女子と対戦。
篠崎澪、宮崎早織、林咲希、梅沢カディシャ樹奈、中田珠未の5人で試合をスタート。
第1クォーター、林咲希を中心に篠崎澪、中田珠未、代わって入った馬瓜ステファニーとまんべんなく得点を積み上げ、29-13と16点差と引き離し第1クォーター終了。
第2クォーター、途中出場の永田萌絵が止まらない。好調の篠崎澪、梅沢カディシャ樹奈、さらに、第2クォーター中盤にはウィンターカップ2017女王の竹原レイラが出場、得点を重ねる。62-28とダブルスコアで前半を折り返した。
第3クォーター、前半戦で相手の戦意を奪った女子日本代表は、残り5分フルメンバーを交代させるが、メンバーを入れ替えても強さは変わらない。この試合最大の得点と得点差になる34-6で、トータルスコア96-34でファイナルクォーターへ。
第4クォーター、最後まで手を抜かない女子日本代表は、この試合、両チーム最多の23得点を稼ぐことになる永田萌絵、そして、中田 珠未、安間志織が点を重ね、121-44と大勝。
【アジア競技大会2018ジャカルタ初戦・香港戦 結果】
永田萌絵の23点を先頭に、中田珠未が18点と大学生コンビが躍動。渡邉亜弥、梅沢カディシャ樹奈が14点、林咲希が12点、篠崎澪が10点と6人が2桁得点。竹原レイラも約12分の出場で8得点を記録。
ターンオーバー19本は気になるところだが、フィールド2ポイント成功率は78%、アシスト数44本、リバウンド合計60本と圧倒した。
次戦は17日。予選ラウンド最大の注目、FIFAランキング10位、格上の中国と対戦する。初戦の勢いそのままに勝利を期待したい。